ファンダメンタル分析:知っておくべき重要な基本用語1

ファンダメンタル分析では、多くの経済指標が市場の動向を左右します。今回は、その中でも特に重要な GDP(国内総生産)インフレ率・CPI(消費者物価指数) について解説します。


1. GDP(国内総生産):経済の健康状態を示す重要指標

■ GDPとは?

GDP(Gross Domestic Product)は、一定期間内に国内で生産された財やサービスの総額を示す指標です。経済の規模や成長率を測るうえで最も重要な数値のひとつです。

■ なぜ重要なのか?

  • 経済成長の判断基準:GDPが増加していれば、経済が成長していることを意味します。
  • 投資判断の材料:GDPの伸びが鈍化すると、景気後退の兆しと見なされることがあります。
  • 政策決定への影響:中央銀行や政府が金融政策や財政政策を決める際に、GDPのデータを重視します。

■ GDP発表と市場の反応

GDPの発表は四半期ごとに行われ、事前予想との差が大きい場合、為替市場や株式市場に大きな影響を与えます。

  • 予想より強いGDP → 経済が好調と判断され、通貨高要因になる
  • 予想より弱いGDP → 景気後退の懸念から通貨安要因になる

特に米国のGDP発表は、世界中のトレーダーが注目しており、ドル円やクロス円の値動きに大きく影響を与えます。


2. インフレ率とCPI(消費者物価指数):物価の変動を測る指標

■ インフレ率とは?

インフレ率(Inflation Rate)は、物価がどの程度上昇しているかを示す指標です。一般的に、「物価が上がる=通貨の価値が下がる」 ため、インフレ率の動向は金融政策に大きな影響を与えます。

■ CPI(消費者物価指数)とは?

CPI(Consumer Price Index)は、一般消費者が購入する商品やサービスの価格変動を測る指標です。特に、

  • コアCPI(食品・エネルギーを除いたCPI)
  • 総合CPI(すべてを含めたCPI)

があり、中央銀行は特にコアCPIを重視する傾向があります。

■ インフレ率・CPIと為替市場の関係

インフレ率やCPIの変動は、中央銀行の金融政策(利上げ・利下げ)に影響を与えます。

  • インフレ率が高い → 金利上昇の可能性 → 通貨高要因
  • インフレ率が低い → 金利引き下げの可能性 → 通貨安要因

例えば、米国のCPIが予想より高い場合、FRB(連邦準備制度理事会)が利上げを検討し、ドルが買われる可能性が高まります。


まとめ

今回は、ファンダメンタル分析の中でも特に重要な GDPインフレ率・CPI について解説しました。

指標意味市場への影響
GDP(国内総生産)経済規模と成長率を示す強いと通貨高、弱いと通貨安
インフレ率・CPI物価上昇率を測る高いと通貨高、低いと通貨安

次回は、失業率 などの労働市場関連の指標について詳しく解説していきます。

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